ミシュラン ロード5 タイヤインプレッション(その2)
コーススラロームで酷使しても余リングが消えず相当なマージンがありそうなロード5。

同価格帯だとBSのT31やDLロドスポ2あたりが比較検討対象になるだろうが、以前からGRMでご一緒している'17年モデル乗りのK氏がT31に履き替えたとのことなので、互いの車両を取り換えっこして実走比較をしてみた。

コースは、2~3速がメインとなるアップダウンのある山坂道。往復約10kmの試走となる。
車両スペックは以下のとおり
●ミシュラン ロード5
車両:RC79('14モデル)
空気圧:前2.5kgf/cm^2,後2.5kgf/cm^2
プリロード:前1.5回転緩め,後1回転緩め
シートポジション:High
ハンドル:ホンダ純正アジャストプレート使用
タイヤ交換後の走行距離:約600km
●ブリヂストン BATTLAX T31
車両:RC79('17モデル)
空気圧:前2.5kgf/cm^2,後2.9kgf/cm^2
プリロード:前後とも緩めているけど回転数は失念後のみ4回転緩め
シートポジション:High
ハンドル:ノーマル
タイヤ交換後の走行距離:約150km
K氏と筆者の意見を総合すると以下のとおり。
●ミシュラン ロード5
1.直進時と旋回時の差が分かりやすく、直進時のグリップ感はやや希薄だが旋回時の安心感がすごい。
2.ブレーキングでのグリップは良い。
3.リーンする際の違和感は無く、とても素直。
●ブリヂストン BATTLAX T31
1.直進時と旋回時の差は少なく、均一なグリップ感。
2.ブレーキング時もよくグリップしている。
3.ブレーキで加重しながらリーンするとある一定の角度から先が急に倒れこみ、フロントは切れ込む感じがする。
ロード5については前回も述べたとおりで、全体的に潰れにくい特性な上にセンターのコンパウンドが耐久性重視でより硬めなのではないかと推測。なので、直進時のグリップ感は軽めだがブレーキングで荷重がかかれば食いつくと。
T31はセンター/サイドのコンパウンドの硬度差がロード5と比べると小さく、かつ全体的に柔らかめなのではないかと推測。

その証拠に、同コースを走った直後の余リングがこんなに違う。
さらに、T31はロード5よりもプロファイルが尖っているようなので倒れやすくて潰れやすいのだろう。
ロード5とT31だけの比較ではあるが、スポーツツーリングタイヤというジャンルの中でけっこう両極端な特性を持つのがこの2つと言えるのではないだろうか?
どちらが良いかというのではなく、タイヤ一つでここまで乗り味が変わるものなのかととても勉強になった。

余談だが、'14年モデルと'17年モデルの差は排気音の大小以外、乗り味は然程変わらないというのが筆者の意見。
ただし、今回乗り比べた個体に限って言えば'17年モデルの方がドンつきが大きく、コーナー立ち上がりのアクセルワークが難しいと感じた。これだとGRMのような低速系コースだと乗りにくそうだ。

同価格帯だとBSのT31やDLロドスポ2あたりが比較検討対象になるだろうが、以前からGRMでご一緒している'17年モデル乗りのK氏がT31に履き替えたとのことなので、互いの車両を取り換えっこして実走比較をしてみた。

コースは、2~3速がメインとなるアップダウンのある山坂道。往復約10kmの試走となる。
車両スペックは以下のとおり
●ミシュラン ロード5
車両:RC79('14モデル)
空気圧:前2.5kgf/cm^2,後2.5kgf/cm^2
プリロード:前1.5回転緩め,後1回転緩め
シートポジション:High
ハンドル:ホンダ純正アジャストプレート使用
タイヤ交換後の走行距離:約600km
●ブリヂストン BATTLAX T31
車両:RC79('17モデル)
空気圧:前2.5kgf/cm^2,後2.9kgf/cm^2
プリロード:
シートポジション:High
ハンドル:ノーマル
タイヤ交換後の走行距離:約150km
K氏と筆者の意見を総合すると以下のとおり。
●ミシュラン ロード5
1.直進時と旋回時の差が分かりやすく、直進時のグリップ感はやや希薄だが旋回時の安心感がすごい。
2.ブレーキングでのグリップは良い。
3.リーンする際の違和感は無く、とても素直。
●ブリヂストン BATTLAX T31
1.直進時と旋回時の差は少なく、均一なグリップ感。
2.ブレーキング時もよくグリップしている。
3.ブレーキで加重しながらリーンするとある一定の角度から先が急に倒れこみ、フロントは切れ込む感じがする。
ロード5については前回も述べたとおりで、全体的に潰れにくい特性な上にセンターのコンパウンドが耐久性重視でより硬めなのではないかと推測。なので、直進時のグリップ感は軽めだがブレーキングで荷重がかかれば食いつくと。
T31はセンター/サイドのコンパウンドの硬度差がロード5と比べると小さく、かつ全体的に柔らかめなのではないかと推測。

その証拠に、同コースを走った直後の余リングがこんなに違う。
さらに、T31はロード5よりもプロファイルが尖っているようなので倒れやすくて潰れやすいのだろう。
ロード5とT31だけの比較ではあるが、スポーツツーリングタイヤというジャンルの中でけっこう両極端な特性を持つのがこの2つと言えるのではないだろうか?
どちらが良いかというのではなく、タイヤ一つでここまで乗り味が変わるものなのかととても勉強になった。

余談だが、'14年モデルと'17年モデルの差は排気音の大小以外、乗り味は然程変わらないというのが筆者の意見。
ただし、今回乗り比べた個体に限って言えば'17年モデルの方がドンつきが大きく、コーナー立ち上がりのアクセルワークが難しいと感じた。これだとGRMのような低速系コースだと乗りにくそうだ。

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